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富士通フロンテック/リアルタイムSCMシステム「iTOS」運用を開始

2008年08月22日/IT・機器

富士通フロンテックは8月21日、リアルタイムSCMシステム「iTOS(アイトス)」の運用を開始したと発表した。

インターネット技術を導入して開発したシステムで、納期回答や部品発注業務の即日処理が可能となり、顧客への製品納入が迅速化され、管理業務の負荷削減と効率化が図れる。

アイトスはネット技術の導入、リアルタイム処理を可能にしたことで、従来最大14日間ほど要していた納期回答や、受注~部品発注までを即日処理できるほか、業務オペレーション人員の30%削減、システムランニングコスト半減(グリーンIT化を含む)する。

さらに、サプライヤーとの情報のリアルタイム共有化、内部統制への完全対応(アクセス権限の付与、アカウント管理の徹底等)--の付帯的効果もある。

また、内部統制面の対応として、アクセス権限(画面参照/更新権限を利用者ごとに付与)、アカウント管理の徹底(定期的にパスワード変更など)、システムログの取得▽承認ワークフローの導入--を充実化した。

システムの構築と実現に向け、システム間のインターフェース数の70%削減、帳票の種数の76%削減、データベースのシングル化、マスターファイルの統廃合なども目指し、システム定着後は、サプライヤーと所要計画、調達物流の時点情報など生産活動に有益な情報を共有する機能拡張を行う。

自社のRFIDを活用した部品供給管理システムとの連携、サプライヤー間との情報共有も予定し、終局的にはアイトスベースの海外製造拠点も含めたグループ全体での情報共有化を目指す。

同社は今まで、受発注、入出荷といった各部門の業務に適合した部分最適型の生産システム(合計8システム)でITの整備を進めてきたが、部門を中心としたシステムでは、個別業務の効率化は進んだものの、各部門のシステム間の情報にタイムラグが発生し、それまでの個別のIT化で情報の流れが一本化されていなかったために生じる在庫の滞留、在庫不足により発生する後追い作業など、さまざまな面で非効率が顕在化していた。

問い合わせ
富士通フロンテック
情報システム統括部 SCMシステム部
TEL042-377-2591(直通)

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