LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

富士ゼロックス/物流関連の環境効率1.01を達成

2008年09月09日/CSR

富士ゼロックスは8月28日、自社の環境負荷削減の取り組みなどを報告した「サスティナビリティレポート2008」を発表した。この中で物流関連の取り組みでは、2007年度は連結売上高をCO2排出量で割った環境効率が、目標である1.50を下回る1.01となった。

航空機使用では当初、排出量比率30%以下を目標としていたが、2007年度実績は43%となった。なお、物流関連の総CO2排出量は24万4000トンだった。

このほか、輸送用包装のリターナブル化と循環型デリバリーシステムの導入で、輸送用段ボール箱の消費量を削減。段ボールパレット導入が進んだことなどで、新規投入資源量の環境効率の2007年度実績は1.59と目標値を達成した。

さらに2007年5月に設立した大阪拠点を軸に、西日本方面向けの商品配送を効率化した。商品はいったん大阪拠点に運び、大阪拠点から西日本各地へ配送する体制を確立。この中央倉庫の2拠点化で2106tのCO2発生抑制が実現できたという。

また、手段別のCO2排出量率は海外発の船舶が最も多く33%(80kt-CO2)、次に日本発の航空機の19%(46kt-CO2)、日本発の船舶の12%(29kt-CO2)と続く。同年度は輸送の総量が増えたため、航空機由来のCO2排出量削減の目標値を50%ではなく、30%以下にする必要があることが判明し、結果的に目標を達成することがでなかったという。

全般的な取り組みでは、物流ネットワークの合理化・効率化、輸送ルートの見直し、積載効率の向上、配送回数の削減、CO2軽負担車両の導入などを実行。これらの施策で、2799tのCO2排出を削減を実現し、CO2抑制目標値1.5%を上回る4.0%を達成した。

関連記事

CSRに関する最新ニュース

最新ニュース