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住友電工/物流分野のCO2前年度比2.8%削減、モーダルシフト強化

2008年09月19日/CSR

住友電気工業は9月18日、SEI CSR報告書2008をまとめ発表した。環境負荷削減や社会的取り組みなどの内容をまとめたもので、同報告書によると2007年度の輸送量当たりCO2排出量は2004年度比3.7%減の104トン-CO2となった。

2007年度の全輸送量は2006年度比で5.8%増となったが、長距離輸送のモーダルシフト推進、グループ企業間のトラック共同輸送拡大の取り組みなどでCO2排出量は2006年度比でも2.8%減を記録した。

共同配送の取り組みでは、古河電気工業と共同モ-ダルシフトを実施。31フィ-トコンテナ2台で毎日、住友電工の大阪・宇都宮間の貨物の帰り便で、古河電気工業の日光・尼崎間の貨物を運ぶラウンド輸送を今月から実施。これにより自社のCO2排出量は年間101トン削減できる見通しだという。

また、トラックから船舶、鉄道への転換も実施。2007年は伊丹・九州間や大阪・栃木間の鉄道輸送を開始した。しかしトラック使用が増加したことでもあり、出荷重量ベ-スでのモ-ダルシフト率は12.8%と、2006年から0.1%低下した。

今後は、社内のグリ-ン物流推進委員会が軸となり、関連会社も含めた貨物の集約・共同化、長距離でのモ-ダルシフト化などに取り組む。トラック輸送では、自治体の排ガス規制条例を順守し、排出基準に適合しない車両は貨物輸送に使用しない。

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