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成城石井/流通BMS対応の新EDIシステム構築へ

2008年09月30日/IT・機器

データ・アプリケーション(DAL)は9月29日、成城石井が新EDI標準「流通BMS(流通ビジネスメッセージ標準)」に対応したEDIシステムの構築でDALのEDIパッケージ「ACMSシリーズ」を採用したと発表した。

約350社の取引先を対象に説明会を開催しており11月から接続テストを開始し、2009年2月から本格的に稼働する。

<システム概要図>
20080929dal.gif

成城石井では、600社以上の取引先があり、数年、店舗数、エリアの拡大戦略を進めているため、品揃え、在庫管理コントロールを強化するため、EDIの本格導入と物流センターの稼働に着手していたもの。

同社は輸入品や高品質食材など特徴のある品揃えがセールスポイントで、各店舗の在庫コントロールが重要で、従来は仕入れ確定がリアルタイムではなく、店の単品在庫が把握できていないなどの問題があり、仕入れ確定の早期化と在庫情報の精度の向上が求められていた。

また、他店にない珍しい商品を扱うために小規模の取引先企業・生産者が多く、従来は小規模企業向けに独自のWeb-EDIを利用していたが、入力作業負荷が高いなどの問題があり改善、さらに零細な取引先に対し、今後もEDIの適用が難しいため、FAXも残しながら新しいシステムに組み込むことが求められていた。

システムの概要は、DALのB2Bインテグレーション・サーバ「ACMSE2X」を導入し、従来の発注に加え、出荷・受領・返品・支払案内などのデータ種類を追加し、社内の既存基幹システムと連携させることで、精度の高い仕入れ確定を実現する体制を整えた。

また、初めてEDIを導入する取引先でシステムの専門知識がなくても、インターネットにつながるパソコンがあれば、流通BMS対応のEDIを簡単に実現できる「Win Win-EDI」(販売:日本ラッド情報サービス)を用意している。

問合せ
データ・アプリケーション
ACMS統括本部
マーケティング部
TEL.03-5640-1437
pr@dal.co.jp
http://www.dal.co.jp/index.html

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