JALは2009年1月以降、東京（成田）-ニューヨーク線の貨物便を運休し、また東京（成田）=ロサンゼルス線を減便（週間6便運航を5便へ変更）を決めた。
北米の貨物便就航地点をロサンゼルスとシカゴに集約し、収益性の高い事業構造の構築を目指し、2008年11月末をもって、これまでJALの主力貨物機として活躍してきたボーイング747-200型貨物機による定期便運航を終了し、当初2008年度中に予定していたボーイング747-400型旅客機の貨物機への改修を取り止める。
同社では、燃油価格は引き続き極めて高いレベルにあり、北米を中心とする景気の見通しも困難な状況なため、北米貨物便就航地点の集約と供給規模の適正化により収益性の向上を図る。
なおニューヨーク発着の貨物輸送需要は現在1日2便運航しているニューヨーク線旅客便のベリースペースとシカゴをゲートウェイとしたロードフィーダーサービス（トラック輸送）により対応する。
