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GCI/「フューチャー・サプライチェーン2016」

2008年10月17日/SCM・経営

流通小売、メーカーの業界団体であるグローバル・コマース・イニシアチブ(GCI)は、流通や物流の調査報告書「フューチャー・サプライチェーン2016」をまとめている。環境破壊や渋滞、温暖化などの社会問題に直面する中、将来の業界の持続性を保った発展のために、情報の共有や協業化を進める必要性などについて強調している。

同報告書の内容は、①未来モデルは、消費者、供給業者、メーカー、ロジスティクス業者、小売業者などの複数のステークホルダーが情報を共有する②複数のメーカーが利用する共同倉庫に製品を移送・保管する③共同倉庫から都市部の物流ハブや地域集約センターに製品を共同輸送する④都市部周辺にある倉庫を改良し、各種製品の最終納入先への輸送に向けて、クロスドック方式の作業を行うハブ施設として機能させるようにする。

⑤都市部以外の土地に地域集約センターを設置し、最終納入先への輸送のため、各種製品をクロスドック方式で取り扱うようにする⑥店舗、仕分け施設、都市部・非都市部の各家庭といった最終納入先への配送は、効率的な物流資産やツールを利用した共同輸送により行う―の大きく6点について指摘している。

こうしたポイントを実現するため、製品の流通に関する情報を関係業者が共有することや、メーカーや流通業者による共同受注処理化や物流標準化、さらに効率的な製品補充体制づくりに向けて各地方の行政当局と協力する必要性などを強調している。(翻訳)

「フューチャー・サプライチェーン2016」の全文(英文)は下記URLを参照。
http://gci-net.org/gci/content/e8/e4824/e4826/

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