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アイログ/在庫管理ソリューション新発売

2008年10月20日/IT・機器

アイログは10月17日、製造業、流通・物流業など向けの在庫管理ソリューション「アイログ・インベントリ・アナリスト7.0」、「アイログ・プロダクトフロー・オプティマイザ7.0」を発表した。

入り組んだ流通ネットワークを持つ食品や飲料業界、アジア諸国に物流・生産拠点を展開している製造業など、主に上場企業以上の事業規模を持つ企業からの受注を狙う。両アプリケーションはそれぞれサーバ版とデスクトップ版の2種類があり、価格は両方とも1370万円から。発売初年度となる2008年度は5社程度からの受注を見込む。今回は英語版のみのリリースとなる。

アイログ・インベントリ・アナリスト7.0は今回が国内初のリリースで、同社のILOG CPLEXをベースに開発されている。マイクロソフト社のエクセル、アクセスと連動し、導入する企業の全社的な在庫ソリューションを改善するもの。

ユーザーが自社の生産拠点や物流拠点網、受注サイクルなどの基礎的な情報を入力すると、全体の最適な在庫レベル、在庫回転率などを想定した各シナリオごとに算出。この結果を踏まえ、ユーザーはどの製品を中心的拠点に置くか、安全在庫と循環在庫の最適なパーセンテージはいくらかなどの結果が得られる。ひいては、利益や売上の最大化、最適サービスレベルなども算出できるため、企業全体の収益率向上に役立てられる。

現に、インベントリ・アナリストを導入した自動車部品メーカーは、算出した結果を基にサイクル在庫と安全在庫の比率を逆転させ、サイクル在庫を82%に増やした結果、30%のコスト削減につながったという。

アイログ・プロダクトフロー・オプティマイザ7.0は、在庫と物流に特化したソリューション。導入時に配送センターや顧客ごとの最適な輸送形態などの基礎的情報を入力すると、ロジスティクス面やネットワークなどの各種コスト、在庫回転率などのデータが得られる。

ユーザーはこの結果から最適な物流ルート、製品ごとの可能な物流ルートを決定でき、全社的な物流コスト削減と収益率向上が期待できる。両アプリケーションとも、データや演算結果はエクセルで出力できる。

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