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SAPジャパン/輸送管理ソリューション、輸送企業でのSAPR3導入例を紹介

2008年10月24日/IT・機器

SAPジャパンは10月23日、SCMソリューションのSAP TM(Transportation Management)と物流企業でのERP導入を強化している。

TMは、荷主の軒下から顧客の軒先までの輸送情報を一気通貫で管理できるアプリケーションプラットフォームで、輸送の収益管理、進ちょく管理などをグローバルで管理することができる製品で、インターフェースが豊富であることから、既存のシステムと連動させることができる。

具体事例として、パナルピナへの導入事例で、「TMは海運や空輸、陸運など多くの輸送業務をサポートすることができるほか、業務プロセスを標準化することをさらに推し進め、少なくとも向こう5年~10年にわたる強力な技術基盤に手に入れることになる」とTM導入について評価している。

SAPジャパンでは「TMの導入によって、世界の成長地域を対象に事業展開を行う場合、物流面での迅速な対応を促進することができる」と説明した。

また、ERPの導入例として、日本郵船とフットワークエクスプレスでの導入事例を紹介し、日本郵船では、2004年からSAPR/3を中核とした会計システム群の刷新に着手し、06年4月には、傭船契約管理や燃料管理など、海運業固有の事業特性にも対応した新会計システム「SAKURA」を稼働させた。

毎月60万件の伝票処理の安定稼働を実現したほか、業務要件の複雑な傭船契約管理や燃料管理にも対応できるようになった。

さらに、会計情報の分析や相互利用を促進し、システムの運用と保守コストを削減できたほか、経営管理指標の迅速な提供に向けた統合基盤を確立できるようになった。

さらに、フットワークエクスプレスでは、送り状について1枚単位での収益分析がいつでも把握できるようになったほか、月次決算処理日数が40%短縮し、路線ごとの配車見直しによって積載効率が3%以上向上したことなどのメリットが得られるようになった。

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