ファンケルが11月4日に発表した2009年3月期中間決算によると、千葉県や横浜市、滋賀県の各物流センターなど全国8ヵ所で自社展開していた物流業務を集約する新物流センター「ファンケル関東物流センター」（千葉県柏市）を、ことし8月に設置し、管理運営の効率化を図るため、出荷業務を日立物流に委託した。
新物流センターでは、ファンケルが取り扱う化粧品、栄養補助食品、発芽米、青汁（冷凍を除く）、雑貨などのすべての製品を一括して管理・配送できる物流体制を整えており、出荷ラインの制御にはRFID（無線ICタグ）を全面的に使用している。
また、ダイフクの物流機器を導入し、受注から出荷までのリードタイムの短縮に努めているほか、日本電気のWMSを活用することで、入出荷作業の管理と物流機器との連携を行い、作業の効率化を図っている。作業管理を行ううえで「適正在庫」と「物流コスト」の“見える化”を推進している。
なお、新物流センターは、日立物流が柏市に設置した倉庫（延床面積3万6300㎡）のうち、1万3200㎡のスペースを利用している。
ファンケル関東物流センターの概要
所在地：千葉県柏市十余二506-1 日立物流北柏第2物流センター内
延床面積：1万3200㎡
