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ファンケル/新物流センター効果で2億円削減

2009年10月20日/SCM・経営

ファンケルは昨年8月に関東物流センターを新設し、各地に分散していた物流業務を集約化したが、1年間の効果として、物流コスト2億円の削減を実現した。

同社の物流企画グループマネージャー、永坂順ニ氏が講演で公表したもので、集約化による横持輸送コストと発送荷物のまとめによる配送コストの低減、物流業務の生産性向上によるもの。

<講演する永坂順ニ氏>
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関東物流センターでは、出荷までのデータ管理をRFIDで一元管理するため、タグへの書き込み、読取りをシステム上ミスが発生しないような利用方法を生み出し、タグの読取ではその場に応じたアンテナの設置と現場にあった機器の選定で、この1年間でのメンテナンスコストゼロも実現した。

さらに、誰でもすぐに作業ができるシステム環境にこだわったことで、当日発送率が80%から90%向上し、出荷ミスは従来0.01%だったのを目標0.005%に対し、0.007%までになってきている。

このほか、ピッキングリストなどのペーパーレスで740万枚もの用紙が不要になり、30トンの削減となっている。

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