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ファンケル/RFIDを使用した新物流センター開設

2007年06月20日/物流施設

(株)ファンケルは、顧客へのサービスレベルの向上と物流業務改善を目的に新物流センターを開設する。

ファンケルが取り扱う化粧品、栄養補助食品、発芽米、青汁(冷凍除く)、雑貨等の全ての製品を一括、一貫して管理・配送できる物流体制を整備する。

出荷業務は管理運営の効率化を図るため(株)日立物流へ委託するとともに、日本電気(株)の物流倉庫管理システム(WMS)と(株)ダイフクの物流機器を導入する。

同社では、通信販売チャネルを中心に、直営店舗、一般流通販売、海外の各チャネルを展開しているが、顧客ニーズの多様化や事業規模の拡大により、自社展開してきた千葉横浜・滋賀の各物流センターと外部委託を合わせた8ヶ所の多数拠点による物流業務を行っていた。

しかし、顧客への配送の遅延や物流拠点間移動によるコスト増、在庫管理の煩雑化などの問題点が顕在化し、こうした問題を解決するための将来にわたって、物流体制と物流拠点整理を踏まえた再構築をするもの。

新物流センターは、日立物流が千葉県柏市に新設する倉庫(延床面積約11,000坪)内の約4,000坪のスペースを使用するもので、現在複数に分散されている出荷業務を集約する。

センター内では、ダイフクの最新鋭物流機器を導入することにより、受注から出荷までのリードタイムの短縮を図るとともに、NECのWMSを導入し、入出荷作業の管理、物流機器との連携を行うことにより、顧客満足度の向上と作業効率の向上を図る。

新物流センターは、複合販売チャネルを集約し運営管理する物流センターで出荷ラインの制御にRFIDを全面的に用い、稼動は2008年6月を予定している。

同社では、新物流センター開設により「物流拠点の分散による別配送の解消と、当日出荷可能時間の延長によるサービスレベルの向上」「作業実績管理による適正在庫と物流コストの見える化を実現」「WMS導入と既存システムの改修による物流業務の高度化」「物流拠点集約による在庫削減と、業務委託によるコスト削減での物流センター運営の効率化」を期待している。

■ファンケル新物流センター概要
名称:ファンケル新物流センター(仮称)
所在地:千葉県柏市十余二506-1(株)日立物流北柏第2物流センター(仮称)内
延床面積:約4,000坪

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