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NEC/多機能センサーRFIDを活用し生鮮水産物の品質管理実験

2008年11月06日/IT・機器

日本電気は11月5日、仙台水産と共同で生鮮水産物の流通過程で温度・湿度・衝撃を感知するセンサーRFIDと携帯接続型RFIDリーダーを活用した品質管理の実証実験を開始したと発表した。事務処理業務の削減が目的で、仙台水産の次期業務システム構築の1ステップとして行う。

今回の実験では、仙台水産が企画するブランド商品を選定し、量販店などの得意先から発注された商品を品質管理機能を持つ「トレサ専用BOX」で配送する。トレサ専用BOXに組み込まれているのが温度・湿度・衝撃を同時に計測、記録できるセンサー搭載型RFID。

RFIDの読み取りには、携帯電話に接続する携帯接続型RFIDリーダーライターを使用する。リーダーライター使用で、RFIDに記録された品質記録を物流現場で把握し、同時にインターネット経由で遠隔地の管理者も記録を確認できるようになる。

実験は3段階に別れ、第1段階では流通過程の温度・湿度・衝撃の管理の実施、センサーRFIDやリーダー/ライターなど機器の評価、作業環境や梱包機材などを検証する。第2段階は受発注や納品配送など業務連携の検証、構築を行う。

第3段階は次世代流通メッセージ標準の流通BMS連携の検証を実施する。随時、実証実験成果を仙台水産が構築する次期業務システムに反映させていく。

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