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国土交通省/効率的な複合輸送で実証試験

2008年11月11日/SCM・経営

国土交通省は11月10日、12月より関西国際空港・阪神港を中継地とする国際トランジット型シー・アンド・エア輸送の実証実験を2009年2月まで実施すると発表した。

国際物流戦略チーム(本部長:下妻博関西経済連合会会長)と連携して実施するもので、高度化する物流ニーズ、燃油価格高騰によるコスト増大など物流業界を取り巻く課題解決が目的。また、関西国際空港の国際物流ハブ機能を強化する目的もある。期間中2-3回の実験を行う。

実験内容は、ソニー中国工場で製造される電子製品の欧米向け輸送便(20フィートコンテナ1本)を使い、中国-阪神港までは船便で輸送。関西国際空港まではトラックで配送し、仕向け地まで航空輸送となる。

通常は、中国から欧米まで航空直行便で輸送しているという。このルートで輸送スケジュール、行政手続、輸送及び荷役時の貨物品質等に係る課題を検証し、本格実施に備える。全過程は8日間程度掛かる見込み。

今回の実験で、海上輸送、航空輸送それぞれのメリットを生かした輸送体系の確立が期待されているほか、関西国際空港の国際物流ハブ機能を強化し今後増大が見込まれるアジア発の貨物需要を積極的に取り込むことなどが期待されている。

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