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ショーゴ/大型投資が致命傷となり民事再生法適用に

2008年11月12日/3PL・物流企業

東京商工リサーチの調査によると、福岡市の運輸業者ショーゴは11月10日、福岡地裁に民事再生手続開始を申し立て、即日保全命令を受けたという。負債総額は約45億円。

ショーゴは1995年7月、大手遊技機器メーカーのパチンコ・パチスロ機器の管理、配送業務を目的に設立。翌年8月に株式会社化された。その後、メーカーと直接契約することで、コンスタントに受注を確保したほか、バーコード管理システムの確立で地場有力パチンコ業者との取引が拡大。産業廃棄物の収集運搬業の許可を登録し、廃棄されたパチンコ機の回収運搬も手掛けていた。

2006年9月期には約15億6700万円の売上高を計上し、2007年9月期に過去最高となる約17億4300万円、当期利益約2700万円を計上。今年1月には総額約13億円を投じて福岡市東区箱崎ふ頭に本社兼倉庫を建築。この大型投資があだとなり、財務内容が急激に悪化。

南九州エリアへの販路拡大で順調だった受注も機種入れ替え特需がなくなり冷え込み、さらに7月から受注が急減。これに燃料費高騰が追い討ちをかけ、資金繰りが行き詰まったため民事再生法の適用を受けることとなった。

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