ホッカンホールディングスは11月14日、ホッカングループの容器や物流を含めたグループのシナジー効果を発揮するため、日本キャンパックの利根川工場に無菌充填システムを使った第2ラインを増設すると発表した。また、利根川工場内に北海製罐のプリフォーム生産ラインを設置することも決めた。
今回の設備投資は、プリフォーム製造をはじめ、ブローから充填や包装までを一貫して行うことを目的としており、ホッカングループが保有する容器や充填事業のノウハウを一体的に活用し、同一工場内での最適生産体制を確立していく。物流を含めたグループ総合力を強化していくことが狙いだ。
具体的には、飲料充填での無菌充填システムの拡大に対応することや、容器と充填のインライン化、老朽化既存設備の入れ替えによる生産性向上を図る。
約110億円を投資し、2010年3月の操業開始を目指している。
