川崎汽船は11月26日、ムラトス社(インドネシア・スラバヤ)との共同プロジェクトであるタングープロジェクト向けの新造船、「TANGGUH FOJA」が完成したと発表した。建造したのは韓国・三星重工業。同プロジェクト向けの第1隻目で輸送容量は7万4300トン。完成後はケイライン・シップマネジメントが管理し、20年間の長期傭船契約に使用される予定。TANGGUH FOJAは川崎汽船が参画する43隻目のLNG船となる。
TANGGUH FOJAは全長285.0m、全幅43.4m。メンブレン型(GTTマーク3方式)15万4800立方mのLNGタンクを装備。最新鋭の推進システム、二元燃料電気推進機関を採用しており、燃費の向上と共に環境不可の低減を実現しているという。TANGGUH FOJAは2005年に獲得した3隻の定期傭船契約に投入される1隻で、2番船のTANGGUH JAYAは2008年末に、3番船TANGGUH PALUNGは2009年第1四半期にそれぞれ完成の予定。