シャープとイタリアの電力会社Enel社（エネル社）は11月27日、独立発電事業（IPP）を共同で進めるため、2009年春に合弁会社を設立し、2012年末までに合計189MWとなる複数の太陽光発電所を設置すると発表した。
発電所は、薄膜太陽電池を採用し、南イタリアを中心に設立していく。また、イタリア以外の地中海地域でのIPPについても検討し、さらに協力関係を強化していく。
一方、薄膜太陽電池について、シャープとエネル社のほか、欧州の生産会社を加えた3社が、イタリアに年間生産能力1GW規模まで拡張可能な薄膜太陽電池工場を建設する。
第1次展開として年間生産能力480MWの生産体制を整え、2010年ごろの稼働を目指している。
薄膜太陽電池の生産概要
工場建設地：イタリア国内
稼動時期：2010年中ごろ
生産品目：薄膜太陽電池
工場規模：約1GW
生産能力：年間480MW（稼動当初）
