共立と新ダイワ工業は12月1日、株式移転方式によって共同持株会社「やまびこ」を設立したと発表した。やまびこは同日付で、東京証券取引所市場第一部に上場する。
両社が経営統合することで、国際市場を視野に入れた戦略展開をスピーディに実践していく。具体的には、共立と新ダイワが持つ「ECHO」「shindaiwa」「KIORITZ」の3つのブランド力を利用し、それぞれの特徴ある販売・物流ネットワークを活用したグローバルなマーケティング戦略を展開し、事業の拡大を図っていく。
また、両社が保有する生産施設や製造技術、資材調達ネットワークを有機的に結合し、製品品質と生産性の向上を目指すとともに、スケールメリットも活かした原価低減を図る。
さらに、両社の財務面や情報システムを含む管理業務について、グループとしての最適化を求めた見直しを行い、必要に応じて再編と統廃合を進めていく。市場の変化に対応するため、事業の再編にも取り組み、安定した収益基盤を構築していく。
やまびこの概要
商号：やまびこ
事業内容：屋外作業機械や農業用管理機械、発電体応用機器など、各種機械の製造と販売を行うグループ会社の経営計画と管理業務
本店所在地：東京都青梅市末広町1-7-2
代表取締役会長：浅本泰
代表取締役社長：北爪靖彦
資本金：60億円
