帝国データバンクは12月8日、全国企業倒産集計を発表した。それによると11月の倒産件数は1010件で前月比18.0%減、前年同月比11.5%増。負債総額は5411億6500万円(前月比44.7%減、前年同月比18.3%増)となった。
小売、サービス業など内需関連業種の倒産が高水準で推移。業種別動向では、運輸・通信業(38件、前年同月比58.3%増)が増加し、卸売業(170件、27.8%増)、小売業(180件、8.4%増)など流通関連企業の倒産が多かった。
運輸・通信業は38件がすべて運輸業、貨物運送業。卸売業は建材や食品、衣料品関連など、中小業者の倒産が多かった。2008年の年間倒産件数は複合的な要因で2007年の1万959件を大きく上回る1万2500件前後となる見通し。