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NEC/50mの長距離通信が可能なアクティブタグなど商品化

2008年12月10日/IT・機器

日本電気、NECエンジニアリング、NECトーキンの3社は12月9日、約50mの長距離・双方向通信が可能なアクティブタグを商品化したと発表した。併せて、電波干渉や誤読など従来のRFIDの課題を解決するスマートフロントコントローラも商品化し、販売を開始した。

今回商品化したアクティブタグは、パソコンに接続する親機と管理したい物品に装着する子機で構成。子機は電池内蔵型で、子機が発信する電波は約50mの長距離・双方向通信が可能。また温度・湿度や照度、加速度などを感知する各種センサーとの連携も可能となっている。子機にオプションで搭載したセンサーが収集した情報は親機に無線で定期的に送信され、リアルタイムに情報を可視化できる。異常を検出した場合はそのタグの警告灯が点灯する。

スマートフロントコントローラは、UHF帯RFIDリーダー/ライターの課題である電波干渉を回避し、誤読み取りなどを防止するもの。RFIDゲートの周囲にある読み取り対象外のRFIDタグを識別するフィルタリング機能を持ち、誤読み取りを回避。また該当物品がどのゲートを通過したかを判別できる。 RFIDゲートの複数同時運用や、倉庫など物品が密集した環境での運用が可能で、現地での調整作業時間を約35%削減できるという。

アクティブタグはNECトーキンが開発し、NECがアプリケーション開発とシステム構築を行なって販売する。出荷は2009年1月を予定しており、販売価格は1万5000円から。スマートフロントコントローラはNECエンジニアリングが開発し、NECがアプリケーション開発とシステム構築を担当。2009年2月の出荷を予定しており、主にソリューション販売の形で拡販する。価格は単体で約180万円から。両商品とも主要顧客層は流通業など店舗での消費電力量や室内空調、照明などの管理、物流現場の保管状態モニタリングと保管場所検知などとしている。

問い合わせ
NEC 
RFIDビジネスソリューションセンター
info-rfid@ml.mpd.nec.co.jp

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