日本通運は12月16日、海外子会社の香港日本通運、タイ日通倉庫、ベトナム日本通運の3社が、ラオスの大手フォワーダー、ラオフレート社（Lao Freight Forwarder）と業務提携契約を締結したと発表した。
これにより上海～シンガポール間の陸路を結ぶサービスSS7000を強化。輸送品質の向上を図る。従来はタイ国境、ベトナム国境での通関手続きは、それぞれタイ日本通運倉庫、ベトナム日本通運の社員がラオス税関に出向いて手続きしていたが、ラオフレート社に業務を委託することで業務の迅速化が期待できる。
日本通運は今後、ラオス国内を通過するベトナム－タイ間の陸上輸送のほか、ラオフレート社が保有するラオス国内のトラック輸送網を利用したサービスも拡充したい考え。
将来的に需要が見込まれるアパレル産業への部材供給、完成製品のラオス国外向け輸送や、食品・日用品のタイからの供給など、ラオス発着の輸出入貨物取り扱いも拡大していく。
