住友スリーエムは12月17日、ビーコアと共同で再帰性反射技術を応用し、カラービットコードを遠方や暗所でも認識できるようにしたリフレクティブカラーコードシステムを開発したと発表した。
住友スリーエムは、システム販売を意図しており、2009年4月から物流管理向けに販売していく。
カラービットコードとは、ビーコアが開発した色の配列や組み合わせによる自動認識コードで、色さえ認識できれば解読できるというコードシステム。読み取りには、投光器と一体化した専用カメラによってコードが貼られた部位を撮影し、反射光とともに色情報を読み取る。
リフレクティブカラーコードシステムは、光が届けば100メートル離れたコードも読み取ることができる。ビルやプラントの高所での保守点検のほか、移動中の物品の特定や多数の物品に関する同時読み取りなど物流面での用途も考えられている。
