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フジタ/ 物流・商業施設向けの混合構造の施工実績が100万㎡突破

2008年12月22日/物流施設

フジタは12月18日、物流・商業施設向けの混合構造「FSRPC-B構法」を適用した建物の総床面積が100万㎡を突破したと発表した。

同構法は柱を鉄筋コンクリート造、梁を鉄骨造とするもので、1986年に開発。以来改良を加えながら適用を進めてきた。今回は12月5日に完成した「(仮称)八王子石川町物流センター新築工事」で総床面積が100万㎡を突破した。

今回の総床面積100万㎡突破は 物流施設を営業重点分野とし、受注が好調だったことなどによるもの。今後も高層化、階高アップなど構法の一般評定を取得し、コストパフォーマンスの高さを訴え受注拡大を図る。FSRPC-B構法は、従来の鉄骨鉄筋コンクリート柱に比べて約40%の省力化、約25%の工期短縮が図られており、鉄骨鉄筋コンクリート増造や鉄骨造に比べて10~20%のコストダウンを実現。

圧縮力に強い鉄筋コンクリート柱に、曲げと引張りに強い鉄骨を梁に採用した混合構造。揺れにくく、鉄筋コンクリート造では実現しにくい広い柱間隔が可能となるため、物流施設、商業施設、事務所などに適している。

フジタでは、構法の選定は物件ごとに判断するが、経済性や工期短縮等の観点から結果的にFSRPC-B構法の採用実績が増えているという。床面積を営業重点分野別に分類すると、物流施設は6割超を占め、現在も建設中の物件を多数あるという。このため、1年後には物流施設だけで100万㎡を超える見込み。また、2006年以降は物流施設11件、商業施設1件の竣工実績がある。

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