三協立山アルミは12月24日、生産設備の集約化による稼働率向上とコストの低減を図るため工場間の生産ラインの集約を行うと発表した。
集約の内容は、福岡工場の押出機3台、皮膜1ラインを2009年1月より休止し、射水工場(富山県射水市奈呉の江13-3)へ生産集約を行い、年間約5億円のコスト削減効果を見込んでいる。
なお、ラインで勤務している150名の従業員は、射水工場ほか近隣工場への異動を予定している。これに伴い、連結子会社で非建材事業の三協マテリアルも、自動車、家電、産業機械分野等での市場環境悪化に伴い、今後の需要動向の推移を見極めつつ同様の生産集約を検討する。
今後もグループ全体での最適生産に向けた取り組みの一環として、子会社の生産設備の見直しを進める。
福岡工場の概要
所在地:富山県高岡市福岡町矢部1
工場長:上水潤一
従業員数:359名