三井造船は1月6日、鈴与から受注していた清水港新興津埠頭、袖師埠頭向けのヤード用コンテナクレーン2基を完成し引き渡した。
納入したヤード用コンテナクレーンはエンジン最適制御システムを搭載した省燃費型で、従来機に比べ燃料消費とCO2の排出量を抑制。最大時間当たり10L以下の低燃料消費量を実現したという。
今回納入したコンテナクレーンに搭載されたエンジン最適制御システムは、鈴与と共同開発したもので、コンテナ積卸時の負荷に応じ発電機用エンジン出力を制御させるもの。待機運転時に発電機用エンジン出力を最小限に制御し、トータルで省燃費を行う。
三井造船が過去に納入したクレーンへの後付けも可能。鈴与は今回納入された2基に続き、既存クレーンにもエンジン最適制御システムの搭載を計画している。