三和倉庫が2月2日に発表した2009年3月期第3四半期決算によると、売上高は42億7400万円(前年同期比0.1%減)、営業利益4億800万円(6.0%増)、経常利益4億2400万円(7.3%増)、当期利益2億3700万円(8.1%増)の減収増益となった。
同期以後、急激に荷動きが悪化したため、倉庫業は保管数量は減少したものの、保管残高や取扱数量の増加などで増収を確保した。一方運送業は、取扱数量の減少により減収。作業も輸出貨物の取扱いや通関作業の減少でやはり減収となった。現在推進中の中期経営計画の主要施策である物流基盤の拡大では、昨年12月に川崎事業所の定温対応の危険物倉庫を新設し、1月から稼動している。
通期の業績予測は売上高57億5000万円(0.6%増)、営業利益5億3000万円(0.6%増)、経常利益5億4000万円(0.2%増)、当期利益3億円(4.3%増)と当期利益以外は横ばいで推移する見通し。