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全日空/RFIDで航空機整備用ツール管理システム導入

2009年02月04日/IT・機器

全日本空輸は、日本電気の協力で、UHF帯RFIDを活用した航空機整備用ツールの入出荷管理を行うシステム「LEVETSYSTEM」を導入し、羽田空港と成田空港で稼動を開始した。

システムは、整備士が運航便で使用する全16種・約2400個におよぶ無線器、フラッシュライトなどの整備用ツール、マニュアル、車両キー、および整備士のネームプレートにUHF帯RFIDタグを取り付け、ゲート型RFIDリーダでタグを読み取ることで、誰が何をいつ持ち出し、返却したかを自動的に記録する。

このため、整備用ツール管理のさらなる正確性の向上と、管理時間の短縮を実現した。

発着総便数が一日で約440便にもなる羽田空港と成田空港の整備業務では、整備士が運航便で使用する整備ツールの正確かつ迅速な出納管理は、航空機の安全運航、定時運航にも直結する重要な業務となっている。

今回のRFID活用システムの導入で、より徹底した整備用ツールの管理と、整備士が機体整備に集中することのできる環境の整備を実現した。

同社では、将来的に、他空港へのシステムの展開を検討している。

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