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ヒューテックノオリン/倉庫業が横ばい、全社売上高も1.1%減

2009年02月10日/決算

ヒューテックノオリンが2月9日に発表した2009年3月期第3四半期決算によると、売上高は242億円(前年同期比1.1%減)、営業利益14億3300万円(7.7%減)、経常利益15億3700万円(5.6%減)、当期利益8億8400万円(6.0%減)の減収減益となった。

事業別の概況は、運送事業の主力であるチェーンストア物流で、一部センターで通過物量が増加するなど概ね順調に推移した。連結子会社のヘルティーが運行管理業務の寄託者に移管したこと、一部の流通在庫型倉庫の運輸部門の伸び悩みなどで、売上高は168億9600万円(0.8%増)とほぼ横ばいとなった。営業利益は運送・倉庫両事業の正確な経費配分の見直しで20億2600万円(16.9%減)となった。

倉庫事業は、東京臨海支店第二センターなど新規施設が稼働し取扱物量の確保に努めたが、「食の安全・安心」を揺るがす事件の影響を払拭するまでには至らず、保管物量は伸び悩んだ。売上高は65億2000万円(5.3%増)、営業利益は経費配分の見直しを図った結果5億6800万円(97.1%増)の大幅増益となった。

その他事業は、ヘルティーの商品販売事業を政策的判断で取り止め、前期に発生した全農協同流通の全農グループの政策による売却などで売上高は7億8200万円(34.9%減)、営業利益7700万円(14.4%減)と大きく減少した。

通期の業績予測は倉庫事業の一部寄託者の拠点入れ替え、加工営業の取扱数量の積み上げなどを目指すが、売上高315億円(0.9%減)、営業利益16億9000万円(3.2%減)、経常利益17億5000万円(5.5%増)、当期利益9億8000万円(41.2%減)と減収減益が継続する。

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