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豊田自動織機/フォークリフトの鉄道輸送拡大でCO2削減

2009年02月27日/CSR

豊田自動織機は2月26日、3月までに北海道・東北・九州エリアで、フォークリフト中型車の鉄道輸送とハブ物流を本格的に展開すると発表した。フォークリフト完成車の鉄道輸送を拡大し、輸送上で発生するCO2排出量の削減とリードタイムの短縮を図るもの。

従来は荷重2トン未満の小型車を海上輸送から鉄道輸送へ切り替えてきたが、今回は環境負荷低減と物流効率化を強化するため31フィートコンテナを利用し、荷重2-3トン以下の中型車の鉄道輸送を開始。同時に、主要販売拠点をハブ化することで、周辺の販売店と連携し地域全体での輸送効率を上げる狙いもある。

豊田自動織機は昨年12月に、岩手県向けに中型車の鉄道輸送を開始しており、福岡県にハブ拠点を設置。このオペレーションが順調だったことから、今回のエリア拡大を決定した。海上輸送からの切り替え効果のうち、CO2排出量は1台あたり約4割を低減、リードタイムは最大8日間短縮できるという。鉄道は天候による運行への影響を受けにくいため、短納期化のメリットも期待できる。

豊田自動織機は2002年10月、福岡県向けに小型車の鉄道輸送を開始し、順次台数の拡大を図ってきた。これまでに対象販売店は18店舗、対象機種はフォークリフトなど6機種に拡大し、2007年度の鉄道輸送実績は996台、CO2削減量は28.9トン減。2008年度は同1300台、39.0トン減の見込み。

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