LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

日商エレクトロニクス/次世代FEM対応xDSL発売、倉庫や工場など販売ターゲット

2009年03月05日/IT・機器

日商エレクトロニクスは3月4日、RAD Data Communications (ラドデータコミュニケーションズ)のEFM (Ethernet in the First Mile) 対応DSLモデムCampus Advanced Series 「ASMi-54J」(メーカー型番:ASMi-54)を同日発売したと発表した。

「ASMi-54J」は、日商エレのxDSLモデム「Campus Advanced Series」の特長を継承しながら、温度環境の障害を解決したEFM (Ethernet in the First Mile) 対応DSLモデム。既発売の「Campus Advanced Series」の標準的な動作温度環境が0~40℃であるのに対し、-5~55℃までの温度環境で使用できるよう設計。

高速道路や鉄道会社にある各種制御装置など、厳しい環境での利用が可能だ。専用線やモバイルバックホールなど各通信事業者の通信サービスへの利用も想定しており、電気通信端末認証取得を予定している。

最大約 20kmまでのイーサネット延長や最大11.4Mbpsの高速通信、ADSLと比較した場合の非常に高いノイズ耐性など、EFM対応DSLモデムの特長を継承、従来の Campus Advanced Series同様、さまざまな場面での利用が可能だ。

従来機種ユーザーに好評を得ていた日商エレクトロニクス独自開発のCampus Advanced Series専用電源アダプタも利用可能。高い信頼性と修理の容易性を実現した。

イーサネットの利用用途が拡大し、計測装置や制御装置でもイーサネットを利用する場面が多くなってきており、機器の動作温度環境の制限によりxDSLモデムが利用できないケースが生じている。

また、各通信事業者が、さまざまな通信サービスでEFM対応DSLモデムを検討することも多くなってきており、電気通信端末認証への対応が求められている。

新製品は、敷地が広く温度環境に厳しい倉庫や工場、高速道路、空港などへの販売を目指す。また、フェムトセル、WiFi、携帯基地局などのアクセス回線やキオスク端末(ICタグとICカード類)、制御(PLCやシーケンサーなど)システムを使用用途として想定している。

日商エレクトロニクスは、今回の次世代EFM対応xDSLモデム「ASMi-54J」の発売を契機に、xDSLのビジネス展開を広範に行う考えだ。

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース