関西汽船は3月4日、中九州航路の阪神・四国・九州間を結ぶ寄港便の運航ダイヤ改正を決定、近畿運輸局に届け出を行ったと発表した。6月1日から新ダイヤで運航する。
寄港数を5港から3港に集約。神戸を抜港し阪神地区の寄港を大阪南港に一本化する。今治を抜港することで愛媛地区の寄港を松山に一本化する。寄港数の減少で、大阪-大分間の航海時間を上り便で2時間50分～3時間15分、下り便で2時間25分短縮する。大阪-松山間では、上り便3時間5分～3時間30分、下り便で2時間40分と航海時間を短縮する。
出発港の出港時刻を遅らせる一方、到着港の到着時刻を早めることで利便性を高めた。単一ダイヤの運航を変更し、上り便についてはトラックの客が多い日曜～木曜出港便では大阪南港に早着（午前5時50分着）するなど、ニーズに合わせてきめ細かな到着時刻設定へと変更した。そのほか、上り便の大阪南港の着岸岸壁変更なども行う。
