グローリーは3月9日、「2011中期経営計画」を発表、開発革新に加えグループ最適な生産・物流戦略の策定・実施により30％のコスト削減を目指す。「2011中期経営計画」は2009年度から2011年度までの3か年計画。
生産・物流戦略の策定の柱はサプライチェーンマネジメント（SCM）。現在、システム構築を行っているところで、3年間で理想のレベルに持って行く考えだ。生産リードタイムの短縮を行うほか、海外現地法人までを含めた適正在庫維持を図る。棚卸資産の回転率を1.5か月まで早める方針だ。
海外事業を成長ビジネスと捉え、販売会社や販売代理店を活用した販売網の整備を強化しており、ヨーロッパ中心に需要が見込める地域への販売・保守網の展開を目指す。
同社は現在、米国、ドイツ、フランス、シンガポール、フィリピン、香港、中国の7か国と地域に12の現地法人を設けている。地域ごとに製品製造ニーズが異なることに着目し、海外展開を想定した製品開発を行っていく。
