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ARCジャパン/2013年までのサプライチェーン計画市場の伸び3.4%

2009年03月12日/IT・機器

ARCジャパンは3月11日、2013年までの5年間のSCP(サプライチェーン計画)市場の伸びを3.4%とするレポートを発表した。

ARCは、2005年から2008年までの年平均成長率(CAGR)は11.3%で、SCP市場は14億ドルに成長したと指摘。2009年の市場伸び率は後退し、2010年にはやや持ち直すものの、従来のような伸びが期待できるのは2011年からと予測している。同社は、今後1年間でSCP市場は約4%後退すると見ている。

ほとんどのSCPソリューションの投資回収期間は約2年。 不況時には投資回収期間が短いほど良いといわれ、投資回収期間を1年以内にするには、多段階最適化に基づく在庫最適化というSCPソリューションだけが対応する。

今回の不況は、SCPが対象とする電気電子・機械製造・食品飲料・化学・日用雑貨・小売にも影響を与えていると指摘。食品飲料と日用雑貨は、他の産業に比べて影響が少ないが、低価格製品に需要が集まるという。

2009年の伸びが4%減少にとどまる理由として、同社は、保守契約収入を要因として挙げている。保守契約収入は、ソフトウェアや導入サービスの収入に比べて予測可能で安定しており、モデル保守収入は保守契約総額の95%を占めると見ている。さらに、現在の総売上に対する保守契約の割合は、過去の不況時よりも高くなっているという。

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