ARCジャパンが9月24日発表した市場調査レポート「GISの世界市場動向調査」によると、GIS（地理情報システム）市場は今後5年間で50％成長する見通し。
GIS（Geospatial Information Systems：地理情報システム）の世界市場は今後5年間で50％（年平均成長率換算で9.3％）成長すると予測。GIS市場での売上増大は近い将来、電力、石油ガス配送、連邦政府の部門などのような非循環型産業が主導する見込みだ。
今後5年間の中ごろから後半の成長はアジア、中南米、中東などの新興市場でのGISの採用増と、グローバルな景気後退によって打撃を受けた企業による北米とヨーロッパでの購買支出回復が要因となる。
2009年の売上が大きく落ち込むとの見方があるが、GISソフトウェアは、電力・ガスや政府などの非循環型分野のビジネスへの旺盛な販売の影響によって、ほかの企業ソフトウェア市場とは状況が異なる。したがって、GIS市場に対する景気後退の影響は、他の企業ソフトウェア市場に対する影響に比べ、緩和されると予想される。
