三菱重工鉄構エンジニアリング(MBE)は3月24日、千葉県富津市に鋼橋の新生産拠点を設立すると発表した。
堅調な需要が見込まれる関東など東日本市場対応の拠点を確保することで、生産能力の増強と輸送コスト削減を図る。稼働開始予定は2009年10月。生産規模拡大により、業界トップレベルの地位を補強する。
生産拠点は、ハルテックが富津市に所有する工場を賃貸ベースで活用。新規設備を導入してスタートする。東京湾臨海部に位置し、敷地面積約3万5000㎡、建屋面積約1万1000㎡。2010年4月までに生産を本格軌道に乗せる計画だ。年間生産規模1万t以上を目指す。鋼橋のほかに、ガスホルダーなど鋼構造物の生産も行っていく。
規模拡大に伴い、人員の積極的な採用を行う方針で、従業員数は当面120人規模となる見込み。