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キユーソー流通システム/過剰請求で役員報酬を減額処分

2009年03月27日/3PL・物流企業

キユーソー流通システムは3月27日、社員が運送事業で、顧客に対し請求書の改ざんで過剰請求を行った件で社内処分を発表した。

社外調査委員会(委員長:河上和雄弁護士)が社内調査委員会の報告などを調査・検討した結果、過剰請求は従業員一人の単独行為で、2007年7月-2008年11月の期間に行われていた。

過剰請求は、従業員が所属する部署の業績を引き上げるため行ったと考えられており、その背景として潜在的に売上至上主義の姿勢が会社に存在したこと、請求入力について内部統制システム上の統制が不足し、チェック体制が不十分だったことなどが挙げられている。

この対応として、今後請求システムは請求入力業務と請求書発行業務を切り分け、請求書作成担当者が入力したデータを営業所所長と経理担当課長が確認の上、承認するシステムを構築する。また請求システムは、一旦入力したデータを改ざんできないような体制を構築する。この請求システムの改善は9月までに対応を完了する予定という。

事件の当事者である従業員は諭旨解雇となるほか、社長は20%、取締役、監査役は10%月額報酬が減額される。退任する取締役も退職慰労金を一部返上する。

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