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キユーソー流通システム/売上5.3%減、営業利益24.8%増

2010年01月08日/決算

キユーソー流通システムが1月8日に発表した2009年11月期業績によると、売上高1353億8100万円(前年同期比5.3%減)、営業利益15億2300万円(24.8%増)、経常利益15億4600万円(20.7%増)、当期利益3億7100万円(16.0%増)となった。

コンビニエンスストアや量販店などの流通業をおもな得意先とする専用物流の受託が拡大したが、景気悪化による在庫・出荷物量減少の影響で共同物流の既存取引売上高が減少した。その他事業は燃料販売単価の引き下げや販売数量が減少し売上高が大幅に減少した。

利益面では、共同物流の物量減少による採算の悪化はあったが、昨年度に比べ燃料調達単価が低位に推移したことに加え、パレット費用や運送コストなどの合理化改善が進んだ。

事業の種類別セグメントをみると、倉庫事業では、景気悪化で既存取引の在庫・出荷物量が減少した共同物流の影響で減収となり、利益面については、パレット費用など合理化改善は進んだが、減収となった倉庫事業収益による固定費の吸収ができず減益となった。

倉庫事業売上高は、209億4700万円と前期に比べ12億5100万円(5.6%減)の減収、営業損失は11億1200万円と前期に比べ2億4200万円(前年同期は8億6900万円の営業損失)の減益となった。

運送事業では、専用物流は増収となったが、既存取引の出荷物量が減少した共同物流の影響で、減収となった。利益面については、共同物流の減収で粗利益の悪化はあったが、昨年度に比べ燃料調達単価が低位に推移したほか、合理化改善が進んだため増益となった。運送事業の売上高は、1000億100万円と前期に比べ47億8700万円(4.6%減)の減収、営業利益は25億2700万円と前期に比べ6億2900万円(33.2%増)の増益となった。

その他事業の売上高は、144億3200万円と前期に比べ15億9500万円(10.0%減)の減収、営業利益は6600万円と前期に比べ9100万円(58.0%減)の減益となった。

来期の業績予想は、売上高1324億円、営業利益12億円、経常利益11億6000万円、当期利益2億6000万円の見通し。

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