SBSホールディングスは3月31日、子会社であるSBSポストウェイ(以下:ポストウェイ)の全株式をJBFパートナーズに譲渡し、メール便サービス事業から撤退すると発表した。
1994年に企業のカタログやダイレクトメールなどの封入から宅配までを行うメール便サービス事業を立ち上げ、2004年からは新設分割の形で分社化したポストウェイがSBSメール便としてサービスを展開し、メール便市場で第4位と誇っていた。
同社グループでは、売上高および利益の約8割を一般物流や食品物流などの企業間物流が占め、年々この傾向が高まってきている。
今後さらに厳しさを増すと思われる物流市場で勝ち残るには、3PL事業の強化・拡大など、企業間物流により軸足をおいた事業戦略が重要になると考え、今後ポストウェイとのシナジーの発揮が大きく見込めないものと想定されることから、メール便サービス事業からの撤退を決め、経営資源を企業間物流に集中させる目的。
なお、ポストウェイとの業務関係は今後も継続し、顧客から受託しているメール便サービスは継続して提供していく。