新日本石油は4月2日、約1000か所のENEOSサービスステーション(SS)で、バイオガソリンの販売を6月1日に開始すると発表した。
石油業界は、京都議定書公約の温室効果ガス削減目標の達成のために、2010年度でのバイオガソリン本格導入を計画しており、2007年度から2年間、バイオガソリン販売の実証事業を行ってきた。同社は、2007年度には13か所、2008年度には30か所のSSでバイオガソリンの試験販売を展開していた。
今般、本格導入に向けたステップとして、東京、神奈川、山梨、埼玉、長野を中心とする地域の約1000か所のSSで販売するレギュラーガソリンをバイオガソリンに換える。
販売するバイオガソリンは、バイオエタノールを原料として製造されたETBE(エチル・ターシャリー・ブチル・エーテル)を1%以上配合したレギュラーガソリン。従来のレギュラーガソリンと同等の品質、価格(卸価格)を維持し、カーボンニュートラルとされているバイオマス燃料を使用するためCO2削減効果がるという。