新日本石油は3月23日、グループの特殊不織布（ワリフ・ミライフ）事業を再編すると発表した。
特殊不織布事業は同社の化学品部門における重要な柱の一つであり、主力製品の「ワリフ」は国内のほか、欧米・オセアニア・アジア向けに販売している。特殊ポリエステル不織布の「ミライフ」も欧米を中心に市場が拡大しつつある。
100％出資子会社で、特殊不織布事業を展開する新日石プラストが、同じ100％出資子会社で、米国における「ワリフ」の製造・販売・マーケティングを行っているAtlanta Nisseki CLAF（ANCI）、新設されるAtlanta Nisseki CLAF（Europe）を完全子会社とする体制に再編する。
これによってグループの特殊不織布事業は、新日石プラストを中心に日米の2工場と日米欧3拠点を最大限に活用して、グローバル化を推進していく。今後は、南米、ロシア、東欧へも販売を拡大し、2015年には同事業で80億円の売上を目指す。
