キッツは4月14日、100％子会社のキッツメタルワークスと京都ブラスを合併し、生産を統合すると発表した。
国内黄銅棒の生産量は、2007年度は月間1万8970ｔであったものが、2009年3月は前年度比47％減の月間約1万ｔ程度に減少することが見込まれている。国内生産量は、大幅な回復を見込むことが不可能となった。
子会社のキッツメタルワークスと京都ブラスについても、両社合計の月間生産量は、前年度比約40％超の大幅な落ち込みとなり、生産量の減少と収益の悪化が深刻化している。短期間での回復は難しいと想定し、伸銅品事業の抜本的な対策を講ずることを決めた。
両社の合併を行うとともに生産統合を行う。経営を統合し、生産を1工場に集約することにより、経営の効率化と生産性の向上を進め、伸銅品事業の生き残りを図る考えだ。
キッツメタルワークスを存続会社とする吸収合併方式とし、京都ブラスを合併により解散する。
