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原信ナルスHD/チルド物流で共同配送開始

2010年12月08日/SCM・経営

新潟を中心に長野、富山に65店舗のスーパーマーケットを展開する原信ナルスホールディングス(2010年3月期売上高:1180億円)は、低温商品の物流を再編した。

<関東、東北圏のチルド共同配送の仕組み>
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これまでは、新潟県長岡市にある中之島物流センターと、上越市にある上越物流センターに取引メーカー各社が商品を納品し、店舗へ配送する仕組みを構築していた。

2010年3月から、アサヒロジスティクス(本社・埼玉県比企郡)を活用した共同配送を開始。関東地区のメーカー商品を、アサヒロジスティクスの物流センターに集約し、アサヒロジスティクスが長岡と上越にある原信の物流センターへ商品を一括納品する形式に改めた。

10月から、同様の仕組みを東北地区でも開始。関東地区と同様にアサヒロジスティクスを活用しチルド物流を再編した。

対象商品は、和日配・洋日配、水産練り物などで、新潟県外のメーカーを主な対象とし、現在28社の商品を共同配送している。

同社によると、「これまでは、県外のメーカーと取引するには新潟県内の物流業者を紹介するなど、何らかの形で新潟県内へ商品を配送する仕組みが必要であった。物流センターへの納品を共同配送にすることで、個別配送に比べトラックの積載効率の改善など物流コストの低減ができた」という。

「関東地区、東北地区にそれぞれ物流拠点があることで、県外メーカーとの取引が容易になるといったメリットもある」(同社)としている。

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