アテナと日本インフォア・グローバル・ソリューションズは4月16日、倉庫管理サービス分野で新たに協業を行うと発表した。
アテナは、長年の販促資材や通信販売などの物流を手がけたノウハウを、インフォアのソフトウェア製品「Infor SCM Warehouse Management（以下：Infor WM）」上で実装し、5月1日から新物流パッケージサービスとして提供を開始する。
同パッケージは汎用性があり、まずオンラインショッピングサイトなどの通信販売事業者向けに販売する。価格は月額5万円（税抜き参考価格）から。
両社の協業によって、自社で倉庫管理(WMS)システムを構築・保有することなく、日本インフォアの企業向け業務アプリケーションソフトウェア「Infor WM」のすべての機能とアテナの物流ノウハウを、同システム基盤を通して、低価格で利用できるようになる。
通信販売では、インターネットショッピングモールへの新規出店が急増。多くの通信販売事業者がその物流業務（保管・出荷・梱包・発送・問合せ）に問題を抱えている。また、同物流分野では、コストや収益面などの問題で、小ロットの物流業務の受託や物流の情報システム化ができないケースが多い。
アテナは、この物流業務を標準化し、共通システム基盤上での物流（倉庫管理）業務を商品化。通信販売事業者をはじめ、複数の企業に向け、一元的に管理された共通システムと、付帯物流業務を、小ロットから低価格で提供する考えだ。
「通販事業者向け物流パッケージサービス」は、棚一本から利用可能な通販パック。受注～発送～請求～入金までアテナで管理する。代引きや、クレッジットカード、コンビニなど、各種決済方式に対応。設備投資費用が、サービスの初期費用だけで済む。世界各国で実績のあるInfor WMを使った倉庫管理を提供する。
「Infor SCM Warehouse Management」は、世界中で20年以上にわたって600社を超える企業への導入実績を誇る倉庫管理システム。受注・出荷・請求管理から物流・代理店管理、品質保証や返品管理にいたるまで、倉庫業務全般を支援し、産業別の倉庫管理要件を満たした機能を提供する。複数荷主の業務要件に対応する豊富な倉庫管理機能を持つ。複数荷主のセキュリティ要件に対応。倉庫業務の労務や生産性を高める機能を有し、複雑な3PLのための請求処理の提供を実現する。
詳細は下記URL参照。
http://www.infor.jp/solutions/scm/wms/
