トヨタ紡織、川島織物セルコン、豊田通商の3社は4月24日、自動車や列車・航空機などのファブリック事業の世界トップレベルを目指して、自動車ファブリック事業の統合に向けた協議に入ると発表した。
自動車ファブリック業界は、グローバル化の進展や機能性・デザイン性の向上など競争の激化が予想される。3社はそれぞれの持つ強みを活かし、保有技術や地域性などの相互補完、相乗効果を発揮することで、営業・開発・生産基盤の強化とともに、一貫工程による効率化を目指す。
車室内空間全体を想定した機能性や環境・健康などに配慮した高機能ファブリックと先端のデザイン性を追求したファブリック開発生産体制を実現することにより、事業競争力を高めるとともに、グローバル展開を強化することが重要と判断。事業統合に向け検討を開始することを決めた。