三菱化学は5月7日、連結子会社ヴイテックを通じて展開している塩化ビニル樹脂・塩化ビニルモノマ-・電解製品(カ性ソーダ、塩素、電解水素等)事業から撤退する方針を固めたと発表した。
ヴイテックは、製造設備を2011年3月末までに停止する。
国内の塩化ビニル樹脂の需要は、減少傾向に歯止めがかからず、ヴイテックは、これまであらゆる合理化努力を続けてきた。今後大幅な収益改善の見通しが立たない状況にあるため、すべての保有製造設備を停止することを決めた。
製造設備の停止日以降のヴイテックについては、今後、株主である三菱化学と東亞合成で協議する。