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名港海運/輸出貨物減少などで売上高10%減、当期利益45%減

2009年05月14日/決算

名港海運が5月14日に発表した2009年3月期決算によると、売上高は564億7200万円(前年同期比10.9%減)、営業利益21億4300万円(58.5%減)、経常利益38億2100万円(46.8%増)、当期利益23億3000万円(45.8%減)の減収減益となった。

港湾運送とその関連事業の状況は、港湾運送部門が第3四半期以降の輸出貨物取扱の大幅な減少で、船内作業・沿岸作業ともに減少した。売上高は333億3600万円(9.7%減)だった。

陸上運送部門は、やはり第3四半期以降の輸出貨物の大幅な減少で、輸出貨物のコンテナ輸送と国内貨物輸送が減少した。売上高は94億400万円(11.7%減)。

航空貨物運送部門は、燃油サーチャージの高騰や、航空会社のセントレアからの撤退、減便の影響で輸出入貨物ともに大幅に減少した。売上高は29億3300万円(29.1%減)と落ち込んだ。

その他の部門は梱包作業など全作業が減少し、売上高は35億3900万円(8.6%減)。港湾運送とその関連事業の売上高は492億1400万円(11.5%減)だった。

倉庫・賃貸事業では、倉庫事業は国内保管貨物のうち、輸入貨物は住宅建材、食品などが堅調で、取扱が増加した。輸出貨物は滞貨傾向となり取扱が減少。また、海外倉庫保管貨物も取扱が減少した。一方賃貸事業は増収となり、倉庫・賃貸事業の売上高は72億5700万円(7.0%減)。

来期は倉庫の建替え、バンプールの新設で、施設の集約化を図るが売上高493億円(12.7%減)、営業利益4億円(81.3%減)、経常利益24億円(37.2%減)、当期利益20億円(14.2%減)と引き続き減収減益の見通し。

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