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櫻島埠頭/保管業務、倉庫の売上増などで売上高8%増

2009年05月15日/決算

櫻島埠頭が5月15日に発表した2009年3月期決算によると、売上高は51億8800万円(前年同期比8.0%増)、営業利益2億8400万円(72.0%増)、経常利益3億700万円(76.4%増)、当期利益1億6200万円(7.2%減)となった。

大型クレーンを使用する荷役業務は、輸入ばら貨物の積み替えを主体とする船内荷役と中継保管貨物を取り扱う沿岸荷役の荷役数量が増加。総荷役数量は221万トンと32.3%増となった。

主な貨物では石炭が38万トン、イルメナイト11万トン、一般用塩が6万トン、工業用塩が4万トン、それぞれ前期比で増加。一方、フェロアロイが2万トン、ソーダ灰が2万トン減少した。荷役業務の売上高は8億3600万円と23.1%増。

海上運送業務は荷役数量の増加に伴い内航船運送、はしけ運送とも取扱数量が増加し、売上高は3億3600万円と43.7%増となった。保管業務では野積保管で石炭とコークスが、倉庫保管では一般用塩とアルミナの保管数量が増加。保管業務全体の売上高は3億400万円となり30.1%増となった。

その他の業務は、トラック運送の減少が響き、売上高は4億4900万円と4.6%減。ばら貨物部門の全体売上高は19億2600万円と19.0%増。

石油類では、重油は好調だが工業用原料油のタンクの一部契約満了と白油の減収が響き、売上高は11億7200万円と2.4%減。化学品類も、新規貨物の取扱いがあったものの、荷動きは全体的に低迷し、売上高は2億7600万円と6.1%減。液体貨物部門の売上高は14億4800万円と3.1%減だった。

危険物倉庫は荷役業務の増収で、売上高は1億4100万円と5.1%増となった。

低温倉庫も顧客の新規納入先の誘致により荷役業務が増収。売上高は7億3000万円と18.5%増を確保した。冷蔵倉庫は、貨物構成の変更による取扱数量の減少で売上高は2億600万円と20.3%減の大幅減となった。第2低温倉庫は荷役業務が増収で、売上高は5億8800万円と、10.1%増。

食材加工施設は、売上高は1億4100万円と前期並みで推移。物流倉庫部門の売上高は18億800円となり、7.2%増となった。

来期は売上高48億円(7.5%減)、営業利益4000万円(86.0%減)、経常利益5000万円(83.8%減)、当期利益3000万円(81.5%減)の見通し。

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