櫻島埠頭が1月29日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は33億3900万円(前年同期比15.6%減)、営業損失4700万円(前期は3億6400万円の営業利益)、経常損失3200万円(3億9100万円の経常利益)、当期損失1億7200万円(1億8300万円の当期利益)となった。
第3四半期のばら貨物部門は、荷役業務で石炭やコークス、工業用塩などの取扱量が減少。減収となった。関連する海上運送、保管、陸上運送などの業務もそれぞれ減収となり、ばら貨物部門の売上高は10億4700万円(28.7%減)となった。
液体貨物部門は、石油類が燃料需要の落込みで取扱数量が減少し減収。化学品類も、荷動きに一部回復の動きがあるものの保管収入が減少し減収となった。液体貨物部門の売上高は9億3900万円(15.9%減)となった。
物流倉庫部門は、危険物倉庫が荷役業務で微増。低温倉庫と冷蔵倉庫は取扱数量が減少し、減収となった。一方、第2低温倉庫は保管収入の増加で増収となり、食材加工施設はほぼ前期並みに推移した。物流倉庫部門の売上高は13億5000万円(1.3%減)となった。
通期は売上高43億円(17.1%減)、営業損失1億9000万円、経常損失1億8000万円、当期損失1億4000万円を見込んでいる。