三菱商事とキリンホールディングスは5月18日、北海道バイオエタノールが北海道十勝地区で取り組むバイオエタノール製造施設が本格的なバイオエタノール製造を開始することに伴い、5月24日に竣工すると発表した。
このバイオエタノール製造施設は、農林水産省による国家プロジェクト「バイオ燃料地域利用モデル実証事業」の1つで、三菱商事社を中心としたコンソーシアムにより建設が進められてきた。
キリングループは、発酵・バイオの技術力を生かし、原料処理・発酵プロセスの設計・構築に加え、エタノール製造プラント全体の設計・施工を担当した。
今回の北海道十勝地区での取り組みでは、バイオエタノールの原料調達から燃料の供給まで一体となった国産技術による事業の確立を目指し、ホクレンの清水製糖工場（北海道上川郡清水町）構内に年産1.5万kl規模のバイオエタノール製造設備を建設したもので、今後、本格稼働により、バイオエタノールの量産体制が整う。
バイオエタノール製造施設概要
所在地：北海道上川郡清水町字清水第一線
操業開始：2009年3月
敷地面積：約28,180㎡（約8，500坪）
主な設備内容：原料粉砕棟、液化棟、醗酵槽、蒸留棟
