三菱商事は11月29日、エチオピア農村開発省（MOARD）指定のモデル農村オロミア州マキ村で、同省向け小規模太陽光発電機材の寄贈式を開催した。三菱商事はマキ村とチャカ・アラムテナ村に太陽光発電機材を据付け、両農村の電化計画に貢献する。
今回の寄贈は昨年7月にMOARDと締結した覚書に基づくもの。このプロジェクトは現地通貨で約50万ブル(邦貨換算約500万円)の予算で、MOARD指定のモデル農村のマキ村とチャカ・アラムテナ村のそれぞれの農民訓練センターと家畜診療所に、太陽光発電パネル機材、講習用テレビとDVD、太陽光発電を利用した動物薬保存用冷蔵庫などを提供する。
今回の寄贈で農業訓練センターでは、農作業を終えた村民が、夜間に農業技術向上の為の教育プログラムを受講できるようになり、家畜診療所では、安全な動物薬を長期保存できるようになる。
